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TARI TARIの感想

TARI TARIという漫画を読んだ感想です。

TARI TARIはとある事情で声楽部を辞めた宮本来夏が歌うことを諦めきれず、合唱部を創設しようとしたことが物語の始まり。

高校三年生の女子三人男子二人の青春物です。

合唱が好きなので合唱がテーマのTARITARIを見ましたが、良い意味で裏切られました。

全国コンクール出場や成績や対決を意識させるような内容ではなく、どちらかというと歌の楽しさが全面的に伝わるような作品です。

なので、合唱や歌に詳しくない方でも抵抗なく見ることができます。

合唱をテーマとされた作品ではありますが、この作品の見どころはなんといっても主要人物達の「心の成長」だと思います。

それぞれにドラマがあり、ほとんどが一人では成り立たないものばかりで、歌や仲間を通じることで少しずつ解決していきます。

例えば主要人物の一人である坂井和奏という女の子は、大好きな母親が他界したことにより大好きだった音楽から離れていました。

しかし来夏や沖田紗羽、男子二人によって、閉ざしがちだった心が少しずつ開き、やがて音楽に対する情熱が蘇るようになります。

序盤こそは遠慮がちに四人から遠ざかっていた和奏ですが、終盤では四人が離れ離れになりそうだったところを和奏が自ら近づいていく。

といった大きな変化が表れた場面に思わず涙ぐんでしまいました。

物語が進むにつれて「こんな高校生活を送りたかった」という気持ちになってしまうような、優しくて暖かい青春を感じられること間違いなしの作品です。